小さな世界に引き込まれる
友人家族と一緒に、田中達也先生の「みたてのくみたて」を見にいきました。
日常の物を別の何かに見立てたミニチュアアートの展示会。
小さくて可愛くて、都市伝説にある「小さいおじさん」がいたら、こんな感じかな〜とか想像しながら楽しみました。発想が柔軟で面白くて、どんどん小さな世界に引き込まれていく。時間を忘れるような、不思議な感覚でした。
毎日コツコツ続けること
田中達也先生の制作過程も展示されていたのですが、毎日、作品を考えて、作って、撮影して、タイトルを考えて、投稿する。そんなことを2011年からずっと続けているそう。
ふとInstagramをのぞいたら、6,820件の投稿と406万人のフォロワー。
毎日コツコツ続けると、こんな大作が生まれるんだ、と驚いた。私も何かをコツコツ続けて、大きな作品を作ってみたい。そんな刺激も受けた。
今ある手札で考える
その後は友人と一緒に和食屋さんで夕食をいただいた後、アイスクリーム屋さんへ。子どもたちは一緒に遊んでくれるので、友人と少しだけおしゃべりも楽しむことができた。
友人の長男(中2)は自閉症と学習障害があり、今は普通中学校に通いながらデイケアなどを利用している。ただ、普通高校への進学が難しく、特別支援学校になる可能性があるとのこと。
友人は、長男の可能性を広げてあげたいという考えが強く、デイケアとは別に塾や習い事にも通わせている。本人が好きそうなこと、やりたいと言ったことは、惜しげもなく経験させてあげるのだ。
将来も、普通の会社だとコミュニケーション力の関係で働くのが難しいかもしれない。でも、障害者採用がある大手や公務員だと働けるかもしれない。そんなふうに、今ある手札の中で最善の方法をいつも模索している。こういう考え方が、私はとても好きだ。
今ある特性を変えることは、とても難しい。苦手なものを克服するためには相当な時間が必要になるし、人の何十倍もの時間をかけても、結果はほんのわずかかもしれない。それだったら、今ある手札で最善の方法を考えるのだ。得意なこと、できることをちゃんとできるようにし、伸ばしていく。
娘の場合
最近、娘(小3)が、ひょんなことから知能検査を受けた。ギフテッドだと言われた。
英才型という、全体的にIQが高いタイプとのことだったが、娘の場合、図形や処理能力は他の項目に比べると見劣りした。
だから私は、「図形のドリルを買って勉強したらいいんだ!」と安易に考えた。でも、担当の先生にこう言われた。
「苦手なものは、伸ばすのに時間がかかる。得意なことや好きなことだと、少しの時間ですぐに伸びる。一方で、苦手なものだと何倍の時間をかけても、ほとんど伸びない。だから、無理に図形などをさせるのではなく、子どもの好きなものをやりたいだけさせてください」
友人も先生も、結局は同じことを言っている。
「好きなこと、得意なこと。それを見つけて伸ばしてあげる」
素敵な考え方だなと思った。
コツコツの先にあるもの
自分が持っているもの、好きなこと、得意なことを見つけて、それを少しずつ伸ばしていくこと。
人と同じようにできるようになるのも目指すんじゃなくて、自分にあるものを大切に育てていく。
それをコツコツと続けていったら、いつか自分にしか作れないものができるのかもしれない。
私もこれから、そんなふうに何かを積み重ねていきたいし、娘たちにも重ねてほしいな。